ひまlab

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TortoiseHgをコマンドラインから使う

快適なMercurialライフのために、役立つかもしれない情報をお送りします。

前置き

TortoiseHgは、使い勝手の良いMercurialGUIクライアントです。
そんなTortoiseHgは、コマンドラインから(も)使用できます*1
コマンドラインなら、CUIを使ったほうがいいのではとおもわれるかもしれません。
しかし、これが意外と便利なのです。
たとえば、普段はCUIを使っていても、次のようなことはGUIのほうが使いやすことがあります。

  • ログを追いながら、変更内容を確認する
  • リビジョンとの差分を確認する

そこで、CUIGUIを組み合わせて、よりMercurialを便利に使う方法を紹介します。

環境

使い方

1. TortoiseHgをインストール
2. TortoiseHg(thg.exe)にパスを通す

  • デフォルトでは、C:\Program Files\TortoiseHg

3. ログを確認する

 > thg log

f:id:kanjin:20121209191730p:plain

  • 画像は、TortoiseHg履歴を使用しています

3. 差分を確認する

 > thg vdiff -r <rev>

f:id:kanjin:20121209191750p:plain

  • GUI diffツールに、WinMergeを使用するように設定しています

4. その他のコマンドを知る

 > thg help

f:id:kanjin:20121209191802p:plain
コマンド体系は、Mercurialと近いです。

おまけ

TortoiseHgは、Windows shellと統合されています。
しかしこれは便利な半面、いくつか問題があります。

  • 動作が重くなったり、右クリックのメニューがごちゃごちゃしたりとか

インストール時のオプションを変更することで、shellとの統合をやめることができます。

手順

  1. インストーラを起動し、Custom Setupまで進める
  2. Shell Extension x64(84)を選択しクリック
  3. Entrie feature will be unavailableを選択

f:id:kanjin:20121209191815p:plain

*1:マニュアルにも書かれており、知っている方も多いと思います